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世界初、近距離で撮影したデブリの画像が公開。アストロスケールの「ADRAS-J」ミッションで撮影【宇宙ビジネスニュース】
【2024年4月29日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
4月26日、アストロスケールは、商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」のミッションにおいて、軌道上に残っているH-IIAロケット15号機の上段に接近する過程で撮影したデブリの画像を公開しました。
アストロスケールによると、デブリへ接近し近距離で撮影した画像を公開するのは世界初だといいます。
ADRAS-Jは、JAXAが民間事業者等と連携してスペースデブリ対策市場の創出を進める商業デブリ除去実証プログラム「CRD2(Commercial Removal of Debris Demonstration)」のフェーズⅠで開発された衛星です。
フェーズⅠでは、軌道上に残っている温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)を打ち上げたH-IIAロケット15号機の上段への接近・近傍運用の実証と長期にわたり放置されたデブリの運動や損傷・劣化状況の撮像を行います。
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アストロスケールが「ADRAS-J」実機を公開。カメラを使い分け「手が届く距離」までデブリに接近へ【宇宙ビジネスニュース】
ADRAS-Jは2月に打ち上げられ、接近の運用が始まりました。4月17日には、デブリの後方数百mの距離にまで接近に成功しました。
また、アストロスケールは、CRD2プログラム・フェーズⅠの知見を活かして、デブリ除去の実証に取り組むフェーズIIの契約相手方として選定されたことを4月25日に発表しました。
アストロスケールは「今後、捕獲機構であるロボットアームを含め、フェーズIIで運用するADRAS-J2の開発を進めてまいります」と述べています。
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