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三菱電機、JAXAから月周回有人拠点「Gateway」向けの宇宙用リチウムイオンバッテリーを受注。アルテミス計画で4例目【宇宙ビジネスニュース】

【2024年5月13日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

5月10日、三菱電機はJAXAから月周回有人拠点「Gateway」向けの宇宙用リチウムイオンバッテリーを新たに受注したことを発表しました。

2020年7月に日本とアメリカの間で署名された「月探査協力に関する文部科学省と米航空宇宙局の共同宣言」に基づいて、日本はゲートウェイ居住棟へバッテリーなどの機器の提供することが合意されています。

アルテミス計画における三菱電機の宇宙用リチウムイオンバッテリーの受注は、居住・ロジスティクス拠点Habitation and Logistics Outpost(HALO)向け、国際居住棟International Habitation Module(I-Hab)向けに続く3例目です。

ゲートウェイ向けリチウムイオンバッテリー Credit : 三菱電機

三菱電機は今回の受注について「当社の宇宙用リチウムイオンバッテリーは、HTV-Xの開発・製造で培った有人安全要求を満足する高性能な機能を有しており、高度な技術と国内外の衛星向けに多くの納入実績を持ち、それら全てが正常に運用されていることで高い信頼性が評価され、今回の受注に至りました」と説明しました。

また、三菱電機は、Maxar Space Systemsから同社が開発を担当するゲートウェイの電気・推進エレメントPower and Propulsion Element(PPE)向けにも、リチウムイオンバッテリーセルを受注し納入しているということです。

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参考

月周回有人拠点「ゲートウェイ」向け宇宙用リチウムイオンバッテリーを受注

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