JICAやAWSも。衛星地球観測コンソーシアムCONSEOの法人会員数が200を突破。1年足らずで約2倍に【宇宙ビジネスニュース】
【2023年7月24日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
7月19日、日本の衛星地球観測全体戦略や政策につながる議論を通じた提言をまとめることを目的とした衛星地球観測コンソーシアム(以下、CONSEO)が、会員法人・団体数が200となったことを発表しました。2022年9月7日のCONSEO設立当初の法人会員数は107だったため、設立から1年足らずで約2倍となっています。
産学官の多様なプレイヤーが集まる
法人会員(掲載可の法人のみ)の名簿はサイトで公開しています。名簿を見ると地球観測衛星を開発する企業、衛星が撮影した衛星データのプロバイダーや衛星データを活用したソリューションを提供する企業に加え、そのソリューションを利用することを期待する企業など幅広い法人が名を連ねています。
また、名簿には長野県や山口県など、企業に限らず地方自治体や、国立研究開発法人防災科学技術研究所と国立大学法人北海道大学低温科学研究所といった研究機関も会員となっており、産学官の多様なプレイヤーが集まっていることが分かります。
CONSEOでは、様々な情報発信や議論の場が準備されています。そのような機会について、いくつか紹介します。
CONSEOの取り組み一部抜粋
CONSEOの取り組み一部抜粋
CONSEOではYouTubeチャンネルを解説しており、イベントのアーカイブや、CONSEOアンバサダーである桝太一氏が衛星データ利用について様々な観点から深堀をしていく番組「ワクワクトーク」などが公開されています。
衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)シンポジウム2023 アーカイブ
【桝さん x 専門家】CONSEOワクワクトーク! 海編
【地球デジタルツイン・メタバースが基盤となる未来】
ワクワクコミュニティ
200の法人会員の交流を深めるための取り組みが「ワクワクコミュニティ」です。伝えたい情報やメッセージを持つ人を募り、企業・団体間での交流の活発化、新たなビジネスや技術、研究が生まれるような有機的なつながりの形成を目的として7/7(金)に第1回が開催されました。
すでに第4回までの日程が決まっています。第2回は7月27日(木)に開催予定です。ワクワクコミュニティは非会員の方でも参加できるイベントです。興味がある方は参加登録してみてはいかがでしょうか?
上記はCONSEOの活動の一部になります。会員になると、シンポジウム含む様々な議論の場に参加することができます。衛星データの利活用に興味がある法人に所属している方はぜひ登録をご検討ください
今後も、産学官の多様なプレーヤーが集まり、日本の地球観測衛星の全体戦略や政策が議論され、よりよい地球観測衛星の利活用が国内外に浸透する基盤となることが期待されます。