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AST SpaceMobile、従来比10倍のデータをさばける巨大アンテナ衛星「BlueBird 6」展開成功。届かなかった場所にも4G・5Gが届く世界へ【宇宙ビジネスニュース】

2026年2月11日、AST SpaceMobileは次世代通信衛星「BlueBird 6」のアンテナ展開に成功したと発表しました。今回の発表によると、この通信アンテナは、低軌道の商用衛星向けとしては最大級のサイズです。この技術により、宇宙から世界中のスマートフォンへ直接通信するという同社の構想の実現に一歩近づきます。

2026年2月11日、AST SpaceMobileは、次世代通信衛星「BlueBird 6」のアンテナ展開に成功したと発表しました。今回の発表によると、この通信アンテナは、低軌道の商用衛星向けとしては最大級のサイズです。この技術により、宇宙から世界中のスマートフォンへ直接通信するという同社の構想の実現に一歩近づきます。

AST SpaceMobileはスマートフォン向けの衛星通信サービスを提供しており、世界50社以上のモバイルネットワーク事業者と提携しています。総勢約30億人のユーザーがアクセス可能な通信体制を構築しており、AT&T、Verizon、Vodafone、楽天、Googleなどと戦略的パートナーシップも結んでいます。

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BlueBird 6に搭載された通信アンテナの面積は約2,400平方フィート(約223m2)です。

これは、従来のBlueBird 1~5シリーズと比べて最大で10倍の通信容量(衛星全体で一度に処理できるデータ量)を実現する設計となっています。ピーク時にはBlueBird 1~5シリーズと同様の最大120Mbpsの下り通信速度を想定しており、高速通信を同時に使用可能な端末数が増加するのが特徴です。

最大120Mbpsの通信速度が実現すると、音声・データ・動画を含む4G・5Gの大容量通信サービスを、一般的なスマートフォンで利用できるようになります(大容量ファイル送信やオンラインゲームなど、さまざまなケースに快適に対応できる通信速度が100Mbps以上と言われています)。

この大容量通信サービスを支えているのが、アンテナ大型化技術と高精度なビームフォーミング技術の組み合わせです。ビームフォーミング技術により、電波を細かく制御して、必要なエリアへ正確に届けることができます。

さらにアンテナ大型化によりその結果、通信回線の安定性を確保できます。これらの技術の組み合わせにより、必要なエリアへのネットワーク容量を最大化しつつ安定した通信を実現します。

ビームフォーミング技術については、以下の記事で詳しく解説しています。

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創業者兼会長兼CEOのアベル・アヴェラン氏は次のように述べています。

「BlueBird 6は、米国の専門的な製造技術と、世界トップクラスのエンジニアリングの創意工夫による成果です。私たちは単に衛星を作っているだけではありません。革新的な宇宙技術を大規模に製造するための新しい手法を構築し、航空宇宙および通信分野の最前線で活躍できる高度な人材を育成してきました。私たちは設計から製造まで独自のプロセスを開発し、この国で通信の未来を築いているのです。」

通信衛星とスマートフォンを直接つなげる通信が4G・5Gと大容量化することで離島や海洋、山間部など従来通信が届かなかった地域でも、動画視聴やビデオ通話といった大容量通信が可能になります。また、災害時の通信手段確保や安全保障分野での活用にも期待が寄せられています。

すでに同様のサービスStarlinkを提供しているSpace Xの売上は2兆円を超えるという予測をイーロン・マスク氏がXで投稿したことも話題になりました。追随するAST SpaceMobileの今後の動向に注目です。

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