OneWebとソフトバンク、2021年末までに衛星通信サービス提供へ【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/5/10〜5/16】
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5月13日、ソフトバンクは、衛星通信事業者のOneWebと、日本およびグローバルでの衛星通信サービスの展開に向けた協業に合意したことを発表しました。
ソフトバンクの通信サービスやDXソリューションとOneWebのサービスを連携させて、通信環境が整っていない産業向けに衛星通信サービスの展開を推進させていきたい考えです。商用環境での実証試験を行った後、2021年末までに北緯50度以上の地域で、2022年には世界中で商用サービスを開始する計画をプレスリリースで明らかにしました。
現在は、市場開拓や商品開発、サービス提供における許認可の取得、地上局の構築に共同で取り組んでいるとのことです。
OneWebは2012年に創業したベンチャー企業です。ソフトバンクは2016年よりOneWebに出資し、衛星の製造をサポートしてきました。
本格的なサービス提供開始に向けて、コンステレーションの構築を進めていた矢先、Covid-19の感染拡大の煽りを受け、OneWebは2020年4月に一度、破産申請に至りました。
しかし、同年11月に英国政府とインドの大手通信企業Bharti Globalに買収されたことにより、事業を再始動させることができました。2021年1月にソフトバンクが再度出資し、OneWebの取締役会の席を獲得したことが発表されました。
OneWebの衛星コンステレーションは、648機のうち、182機の打ち上げが完了している状況です。
通信サービスの人口カバー率が高い日本国内で衛星通信サービスを活用したソリューションの切実なニーズを見つけることができるのか、さらに世界中でのサービス展開をどのような順番で拡大させていくのか、社会実装に注目です。