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Space BDが宇宙空間での暴露実験を行う対象品引渡し報告会を開催。2021年度内にISSヘ【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/10/18〜10/24】

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Space BDが宇宙空間での暴露実験を行う対象品引渡し報告会を開催。2021年度内にISSヘ

宇宙商社®︎として様々な宇宙サービスを展開するSpace BD株式会社が、「スペースデリバリープロジェクト ~RETURN to EARTH~」における、JAXAへの対象品引渡し報告会を開催しました。報告会の動画はこちらから視聴できます。

「スペースデリバリープロジェクト」とは、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の中型曝露実験アダプタ (i-SEEP)に搭載する新たな小型簡易曝露実験装置(ExBAS)を活用したプロジェクトです。

本プロジェクトの第一弾となる今回は、民間企業や研究機関など計10組から集めた、研究用素材・写真・イラストなどの様々な対象品を2021年度内にISSまで運搬します。その後船外実験プラットフォームにて約6か月の間宇宙空間に曝露し、2022年6月頃補給船で地球に再輸送される予定です。i-SEEPの利用事業者のうち唯一の民間事業者であるSpace BDが、参加企業の対象品の選定から打上げ及び地上回収まで一貫したサポートを行います。

Space BDの代表取締役社長である永崎将利氏は、以下のコメントを出しています。

本件は、国際宇宙ステーションにモノを輸送し、宇宙空間に晒されたものが地上の手元に帰ってくることがユニークなサービスです。そして、研究用途に限らず、記念品や教育目的に至る広がりを持たせた点では世界初ではないかと考えます。
本プロジェクトの第二弾、第三弾はもちろんのこと、宇宙の新しい使い方、宇宙を使ったらこんな良いことがあるのだ、という事例をたくさん作っていきます。

第二弾、第三弾と大学や民間企業を含む様々な事業者が利用する機会が増えることで、さらに宇宙利用に対するハードルが下がっていくと期待されています。

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