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Axiom Space による旅行者のISS滞在、3月末に打ち上げへ。元NASA宇宙飛行士や投資家らが参加【宇宙ビジネスニュース】
【2022年2月7日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
2月3日、NASAはAxiom Space(アクシアム・スペース)のミッションでISSに滞在する4人の民間人を乗組員として承認したと発表しました。
Axiom Spaceは商用の宇宙ステーションの構築や宇宙旅行サービスの提供を目指し、2016年に設立されたベンチャー企業です。2024年に最初のモジュールが打ち上げられる予定です。
2021年2月に発表された民間人のISS滞在ミッション「Ax-1」では、既存のモジュールが利用されます。
「Ax-1」に搭乗するのは、元NASAの宇宙飛行士でAxiom SpaceのVice President of Business Developmentを務めるマイケル・ロペズ-アレグリア氏のほか、3名の起業家や投資家です。4人は2021年8月からNASAのヒューストン宇宙センターで訓練を受けていたといいます。
「Ax-1」は3月30日(アメリカ時間)に、SpaceXのクルードラゴンで打ち上げられ、10日後に地上に帰還する予定です。
2021年12月にZOZO創業者の前澤友作氏がISSに滞在したことが話題となり、企業が主導する民間旅行者によるISS滞在は今後も増えていくのではないかと考えられます。
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参考
NASA, Space Station Partners Approve First Axiom Mission Astronauts