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地球観測企業MaxarがプエルトリコのAI・ソフトウェア開発企業を買収。ソリューション開発力の強化へ【宇宙ビジネスニュース】
【2022年11月14日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
11月3日、民間では最高級の解像度を誇る光学衛星World Viewシリーズを保有するアメリカのMaxar Technologies(マクサーテクノロジズ、以下Maxar)がAI・ソフトウェア開発企業Wovenware(ウォーベンウェア)の買収を完了したことを発表しました。
Wovenwareは2003年に創業した、プエルトリコに本社を置く企業です。ソフトウェア開発やサービスデザイン、AI、地理空間プロダクションを専門とする約150名の従業員を抱えています。
2017年からはMaxarのベースマップや3Dデータを提供する「Precision3D」の開発など、データを顧客に配信するアプリケーションや社内システムにおいて、両社は連携してきた経緯があり、Wovenwareの共同創業者であるクリスチャン・ゴンサレス氏は
「5年間一緒に仕事をしてきて、私たち(Wovenware)は両社の相乗効果や、技術革新、顧客と従業員の成功に対するコミットメントを直接体験してきました」
とコメントしています。Wovenwareは今後、Maxarの子会社となり、ソフトウェア開発およびAI・機械学習センターとして運営していくことになります。衛星データや地理空間情報の利用の幅がさらに広がるプロダクトが同社から登場するのではないかと期待されます。
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