アクセルスペースとストックフォト運営のアマナイメージズが提携。ビジュアル素材としての画像活用も期待【宇宙ビジネスニュース】
【2023年8月28日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
8月25日、アクセルスペースと国内最大級のストックフォトサービスを提供するアマナイメージズが提携し、アクセルスペースの小型衛星GRUSが撮影したアーカイブ画像データの提供と新規撮影依頼も受けられるサービスを開始したことを発表しました。
価格は衛星画像の撮影範囲によって異なり、アマナイメージズが公表している参考価格によると、アーカイブ画像は3×3セル 60,000円(税別)。(※1セルは、アクセルスペースが独自に定める地球全体を、約5km×5kmの正方形で区切った範囲)依頼日から4日前後での納品が可能で、広告、出版、報道、教育やAI開発等に用いるビジュアル素材としての活用が期待されます。
また、アマナイメージズはAIデータ・プラットフォームを開発するFastLabeと提携しており、AIに読み込ませる教師データの形で画像を提供することも可能です。
2023年9月からは、アマナイメージズが運営する国内最大級のストック素材販売サイト「amanaimages.com」にて、アクセルスペースの衛星画像47点を順次、販売開始する予定だといいます。
アマナイメージズは「(提供する衛星画像は)東京をはじめとする世界の主要都市や、世界各地の砂漠・湖・山・氷山などさまざまな地形、NDVI(Normalized Difference Vegetation Index/正規化植生指数)データと呼ばれる植生の分布状況や活性度を可視化した画像など、衛星画像ならではのビジュアルになっています。今後もニーズの高い場所を中心に、点数を増やしていく予定です。」と説明しています。
利用が可能になるサービス
・新規の希望地点での画像撮影
・分類・物体検出・領域検出などのアノテーション加工済みの衛星画像の提供
・過去の希望地点の画像の提供(アーカイブ画像からの画像の切り出し)
・ストックフォト「amanaimages.com」でのアーカイブ画像・分析データの販売(近日中にスタート)
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参考
アクセルスペース、アマナイメージズでの小型衛星画像販売を開始。オンデマンド撮影やAIの機械学習にも対応し、衛星画像の活用範囲を拡大