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民間最大級の月面ローバー開発のAstrolabが8社・240億円以上の輸送契約を獲得。2026年に打ち上げへ【宇宙ビジネスニュース】
【2023年11月27日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
11月21日、宇宙探査を計画するアメリカのスタートアップVenturi Astrolab(ヴェンチュリ・アストロラボ、以下Astrolab)が、2026年半ばに打ち上げる予定の月面ローバーによる輸送契約を8社と締結したことを発表しました。8社の契約金の総額は1億6,000万ドル(約240億円)以上と言います。
搭載予定のペイロードは、月面の砂・レゴリスから水を採取する実証機や小型植物ポッドなど。今回社名が公表されたのはArgo Space、Astroport、Avalon Space、Interstellar Lab、LifeShipの5社で、残る3社は近日中に発表される見込みです。
Astrolabが開発しているFlexible Logistics and Exploration(FLEX)ローバーは最大1500kgのペイロードを搭載することができます。プレスリリースによると、FLEXローバーによる輸送費用は、競合他社よりも約10倍安いと見積もられていると言います。
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