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丸紅が出資する「宇宙ガソリンスタンド」2022年以降にタンクを静止軌道へ打ち上げ予定【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/9/20〜9/26】
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軌道上で衛星に燃料を補給するサービスの提供を目指すOrbit Fabは、静止軌道上に燃料タンク「Tanker-002」を打ち上げる計画を発表しました。2022年後半から2023年前半にIntuitive Machinesの月面着陸船と相乗りし、SpaceXのファルコン9で打ち上げられます。
燃料タンク「Tanker-002」は、90kg以上のヒドラジンを搭載できるように設計されています。静止軌道上に到着後、すぐの燃料の補給が可能ですが、燃料を長期にわたって保存する技術の実証には時間がかかる見込みです。
Orbit Fabは2018年に創業されたベンチャー企業です。2019年6月に、宇宙空間での燃料充填実験に向けて、燃料に見立てた水を2つの装置間で移動させる実験をISSで実施。2021年7月には、1号機目となるタンクをSpaceXのライドシェアミッション「Transporter-2」で低軌道に打ち上げ、実証を成功させています。
9月8日には、丸紅ベンチャーズが、Northrop GrummanやLockheed Martin Venturesなどと共にOrbit Fabに出資したことを発表しました。本格的なサービス化に向けて、投資家や衛星事業者からの注目がさらに高まっていきそうです。
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参考
Delivering Fuel in Geostationary Orbit, Via the Moon
丸紅ベンチャーズ、軌道上の人工衛星への燃料補給サービスに向け「宇宙のガソリンスタンド」を開発する米Orbit Fabに出資