日本最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2021spring」注目のトークセッション紹介
2021年3月23、24日に開催される「SPACETIDE 2021 spring」の詳細と注目のトークセッションを紹介します!
2021年3月23、24日に日本最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2021 spring」が開催されます。
今回は、コロナウイルス感染症の影響を受け、2019年以来の開催となる「SPACETIDE 2021 spring」の概要と注目のトークセッションを紹介します。
1.SPACETIDEとは
SPACETIDEは、「日本および世界の新たな宇宙産業の発展」をビジョンに掲げ、宇宙ビジネス全体の底上げと新たな宇宙ビジネスを創出を目指す団体です。
ここ数年、宇宙ビジネスに参入する企業が増えている中で、個々の企業の取り組みをニュースで追うことができても、国内外を含めた宇宙業界の現状を伝える場はなかなかありませんでした。
そんな中、宇宙ビジネスの広がりを伝える場として生まれたのがSPACETIDEであり、共同設立者であるボードメンバーのほか、広報やマーケティング、業界の調査など様々な活動の経験を活かして企画運営に活かす多くのプロボノメンバーによって運営されております。
2015年から始まり今回5回目となる宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE」を開催するほか、宇宙ビジネスに関する理解・興味を促進するための業界レポート「COMPASS」の発行や、「SPACETIDE Q」というYouTubeチャンネルを通したトークセッションなどのコンテンツを配信しています。
過去のSPACETIDEの活動はこちらを参照ください
2.「SPACETIDE 2021 spring」の概要
2021年3月23、24日の2日間に開催される「SPACETIDE 2021 Spring」のコンセプトは、「宇宙ビジネス、事業化ステージのはじまり」となっています。
今までは、オフラインイベントとして特定の会場を使っての開催でしたが、今回はコロナ対応としてオンラインイベントプラットフォーム「EventHub」を使用し、登壇者とのコミュニケーションや参加者間の交流の機会を設けるという今までのSPACETIDEとは異なる手法で開催されます。
このオンライン開催だからこその手法も活かし、SpaceXやBlue Origin、Planet、Rocket Lab、NASAといった海外の宇宙業界のトップリーダーのほか、国内からは、トヨタ、ソニーといった日本産業界のグローバルリーダーなど、日米だけではなく10を超える国・地域から30名以上の登壇者が参加します。
1日目の23日は、オンラインのイベントプラットフォーム「EventHub」上で開催され、海外を含む多くの登壇者が登場し、参加者同士の交流も可能です。
2日目の24日は、オフライン形式で国内から20名を超える宇宙業界のリーダーが虎ノ門ヒルズフォーラムに集結するトークイベントとなっています。
Day1(オンラインイベント)
日時:2021年3月23日(火)9:00~19:00
場所:オンラインイベントプラットフォーム「EventHub」
Day2(オフラインイベント)
日時:2021年3月24日(水)9:15~16:30(8:30開場)
場所:東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5階 虎ノ門ヒルズフォーラム
※アーカイブ視聴チケットもあり
各日程の参加方法とチケットの購入方法は以下のリンクからご確認ください。
「SPACETIDE 2021 Spring」チケットの購入方法
3.注目のトークセッションと関連宙畑記事の紹介
2日間にわたって多数開催されるトークセッションの中で、宙畑が特におすすめのトークセッションと関連して読んでおくとトークセッションがさらに楽しむことができるかもしれない関連記事をいくつか紹介します。
・宇宙があなたの仕事に:異業種企業が挑む宇宙ビジネス
宇宙産業というとロケットや人工衛星の開発を行う企業のイメージが強いかもしれません。こちらのトークセッションは、ここ数年で宇宙事業に参入した異業種の企業のキーパーソンたちによるトークセッションです。
三井物産、京セラ、ソニーといった企業のほか、Tellusからも山崎秀人が登壇します。
なぜ宇宙事業に参入することになったのか、宇宙ビジネスが業界を超えてどのようなシナジーを生んでいるのか、各企業が宇宙ビジネスにどのような期待を持っているのか、お話しが聞けることと思います。
【宇宙産業は”夢”なのか】宇宙産業の今と2050年を予測する3つの文献
宇宙ビジネス企業39社のゆく年くる年、2020年を総まとめ&2021年へ!
・Fireside Chat「ビジネスとしての宇宙」の魅力を広く発信するメディアとコミュニティ
2日目の最後のトークセッションでは、宇宙ビジネスの魅力を発信し、コミュニティの形成や情報を発信していく活動をするメンバーによるトークセッションが行われます。
Tellusからも城戸が登壇し、衛星データビジネスを生み出すプラットフォームとしての視点と、オウンドメディア「宙畑」やコミュニティイベント「Tellus Satellite Cafe」などにも関わってきた立場からお話します。
このほか、ABLab、リーマンサットといった宇宙コミュニティを率いる代表者のほか、内閣府とJAXAから宇宙ビジネス創出を推進するキーパーソンが集まり、メディアの役割と宇宙コミュニティの形成についてディスカッションします。
宇宙ビジネスに必要な「宇宙人材」とは?学術界と産業界の融合が生み出す新たな可能性
・SDGs×宇宙ビジネス:社会課題解決にむけた宇宙ビジネスプレイヤーの挑戦(協力:Space Biz for the SDGs)
近年、解決するべき地球規模の社会課題としてSDGsに注目が集まっています。企業レベルで推進され始めているこの取り組みについて、宇宙ビジネスのプレイヤーにどんなことができるのか、昨年立ち上がった官民イニシアチブ「Space Biz for the SDGs」のメンバーとともに議論をしていきます。
Tellusの立ち上げから関わっている小笠原治氏も登壇します。
SDGsとは?ESGって何? 国、企業の複数事例と合わせて分かりやすく解説
【SDGs×宇宙ビジネス】地方創生に向けて自治体の課題と宇宙産業にできること
社会的課題の解決につながる? 衛星データが「社会的インパクト評価」に役立つ可能性を探ってみた
・グローバル官民連携で加熱する月面社会の形成
1日目には、海外の宇宙事業社を交えたトークセッションが行われます。中でもこのセッションでは、各国が民間企業とともに進める月面探査とその先の月面社会について、各界のリーダーを招いてディスカッションが行われます。
月は未来の中継地点。若田光一宇宙飛行士に聞いた「アルテミス計画」
アルテミス計画総まとめ! 2020年代の月面開発はどこまで進むのか
4.まとめ
「SPACETIDE 2021 spring」の概要とオススメのトークセッションについてご紹介してきましたが、このほか1日目にはアジア太平洋地域の宇宙スタートアップ企業によるピッチや、参加者とオンラインで交流ができるネットワーキングの時間もあり、2日目は、スポンサー企業が会場にてブース出展をしています。
ぜひ、宇宙ビジネスに関心がある人、国内外の宇宙業界の今を知りたい人はチケットをご購入の上、参加してみてはいかがでしょうか?