アクセルスペースとSynspectiveが経済産業省の実証事業に採択。共同で衛星コンステの構築【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/8/23〜8/29】
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8月26日、アクセルスペースとSynspectiveは、経済産業省が進める「超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業」(以下、衛星コンステ実証事業)の補助事業者として採択されたことを発表しました。
アクセルスペースは小型光学衛星、Synspectiveは小型SAR衛星のコンステレーション構築を進めているベンチャー企業です。衛星コンステ実証事業を通じて、2社は共同で衛星コンステレーションのワンストップサービス実現に向けて取り組みを進めます。
衛星コンステ実証事業は、100kg級の衛星およびキューブサットを対象として、以下の開発と軌道上実証を経済産業省が支援するというものです。
①様々なミッションに対応可能な衛星を迅速かつ効率的に複数機生産する技術
②複数機の自動運用技術など基盤的な技術
世界各国で政府予算を投じて超小型衛星コンステレーションの構築が急速に進められている中、日本の宇宙活動の自立性の確保や国際環境を踏まえた競争力確保のために、コンステレーション構築能力の確保を急ぐ必要が出てきたようです。
日本国内ではすでに複数のベンチャー企業が衛星コンステレーションの構築を進めていますが、利用先の安定の観点から、政府が防災対応や安全保障等での利用を確約することで、成長を支援する必要があるのではないかという声が上がっていました。今回はその声に対応するような形での施策実施です。
今回の実証事業には、アクセルスペースとSynspectiveに加えて、アークエッジ・スペースが採択されています。この施策により、国内の小型コンステレーション企業のビジネスの成長に注目が集まりそうです。
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参考
アクセルスペースとSynspective、経済産業省「超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業」補助事業者として採択決定
令和3年度「産業技術実用化開発事業費補助金(宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業))」に係る補助事業者の公募について