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大手衛星通信会社Intelsat、衛星の寿命を「少なくとも6年」延長させる軌道上サービスを発注【宇宙ビジネスニュース】

【2023年4月22日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

4月13日、大手衛星通信会社Intelsat(インテルサット)が軌道上サービス衛星の開発を手掛けるSpaceLogisticsに衛星の寿命を延長させる「Mission Extension Pod(MEP)」を発注したことを発表しました。

SpaceLogisticsは大手航空宇宙企業Northrop Grummanの子会社であり、2020年には軌道上の衛星に燃料を補給することで寿命延長を図るMission Extension Vehicle-1 (MEV-1)を、クライアントであるIntelsatの衛星にドッキングさせることに成功しています。商用衛星のドッキング成功は世界初の快挙でした。

その後、2022年2月にSpaceLogisticsは、MEPとサービスに用いるロボット衛星(Mission Robotic Vehicle,通称MRV)を2024年4月に打ち上げることを発表。同時にオーストラリア最大の衛星運用企業Optusとサービスを提供する契約を締結したことを発表していました。

Mission Robotic Vehicleのロボティクス技術を用いて、燃料を補給するMEPを顧客の衛星に取り付ける様子のイメージ Credit : SpaceLogistics

SpaceLogisticsのサービスを通じて、2026年から少なくとも6年はIntelsatの対象の衛星の寿命を延長させることを保証します。どの衛星がサービスの対象となるのかは明らかになっていません。

また、SpaceLogisticsのMEPとMRVは設計レビューを終え、順調に開発が進んでいるということです。

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参考

Intelsat to Extend Life of Satellite with new Mission Extension Pod

SpaceLogistics社、SpaceX社との打ち上げ契約及び Optus社とのミッション・エクステンション・ポッド初号機契約を発表

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