まだホワイトデーのお返し買ってない!? 駆け込める店舗をTellusに表示してみた
来たる3月14日はホワイトデー。2月14日にもらったチョコレートのお返しをまだ買ってないという方も多いのでは? そこで、ホワイトデーのお返しを駆け込んで購入できる店舗をTellus上に表示してみました。
記事作成時から、Tellusからデータを検索・取得するAPIが変更になっております。該当箇所のコードについては、以下のリンクをご参照ください。
https://www.tellusxdp.com/ja/howtouse/access/traveler_api_20220310_
firstpart.html
2022年8月31日以降、Tellus OSでのデータの閲覧方法など使い方が一部変更になっております。新しいTellus OSの基本操作は以下のリンクをご参照ください。
https://www.tellusxdp.com/ja/howtouse/tellus_os/start_tellus_os.html
年度末の忙しさに気を取られるあまり、ついつい直前になって焦ってしまうのがホワイトデーのお返し……私だけでしょうか?
最近はコンビニのチョコレートもこだわりがあっておいしいけれど、自分でブランドを選んでいる感も出したいもの。
そこで、近所にホワイトデーのお返しに最適なブランドショップがないか探すため、3つのチョコレートブランド店舗一覧の位置情報をTellusに表示してみました。
今回はその結果と方法を紹介します。
※本記事の内容を実践するためにはTellusの利用登録が必要になります。利用登録はこちらから
(1)ホワイトデーのお返しを購入できるお店をTellus上に表示してみた
さっそく表示した結果が上図。
今回は「ゴディバ」「メリー」「リンツ」の3ブランドを「Tellus」上に表示してみました。東京に店舗が集中していることが分かります。
一方で、すべての都道府県に各ブランドが出店しているわけではないということも分かります。
例えば、さくらインターネット株式会社東京支社の半径1km以内には4つの店舗があるようなので、当日にランチの時間にでも購入しに行くことができそうです。
今回作成したGeoJSONのテキストファイルデータはこちら。
テキストファイル形式で保存されているので、ダウンロード後に、ご自身でGeoJSON形式(文字コードはUTF-8に設定)に変換し、Tellus上に表示してみてください。
※Tellusの利用登録はこちらから
(2)ホワイトデーに駆け込めるお店一覧をTellus上に表示するまで
今回は「【ゼロからのTellusの使い方】スプレッドシートからGeoJSONを作成する」で紹介した方法でGeoJSONファイルを作成しました。ここではGeoJSONの作り方は割愛して、住所情報を集めて緯度経度情報に変換するまでをご紹介します。
1.店舗一覧をTellus上に表示したいブランドを決める
まずは、Tellusに店舗一覧を表示したいブランドを選びましょう。今回は「ホワイトデー お返し ブランド」と検索した際によく名前の挙がっていたブランドを宙畑編集部が無作為に3つ選んでみました。
2.店舗一覧データを整える
ブランドを選んだら、サイト上の店舗一覧ページを見ながらスプレッドシートに店舗名と住所を並べてみましょう。
※サイトによってはコピペ、スクレイピングを行うことで簡単にデータを作成できます
3.店舗一覧の住所データを緯度経度情報に変換する
店舗名と住所を並べたデータができたら、住所データを緯度経度情報に変換する無料ツールを利用します。今回は「KTGIS.net」のサービスを使用しました。
緯度経度に変換したい住所データをコピーして、サイト内指定箇所にペースト。「住所変換」ボタンを押せば結果が返ってきます。
4.返ってきた緯度経度情報と住所データを参照する
緯度経度情報データをスプレッドシートにコピペして、住所との対応が間違いないかを確認しましょう。
たまにnullで返ってくることがあるため、nullで返ってきた店舗については、GoogleMapといったほかのデータから緯度経度情報を確認してみましょう。
5.GeoJSONファイルを作成する
「【ゼロからのTellusの使い方】スプレッドシートからGeoJSONを作成する」で紹介したGeoJSONファイル作成に必要な要素(緯度、経度、店舗名、住所)がそろったら、記事の通りにGeoJSONファイルを作成し、Tellus上に表示して完成です。
(3)各ブランドの出店計画調査にTellusを利用できるかも?
今回冒頭でもちらっと書きましたが、著名なチョコレート店舗でも、47都道府県すべての地域に出店をしているわけではないことが分かりました。
今回、せっかく”衛星”データプラットフォーム「Tellus」上に店舗一覧データを表示しているので、衛星データと重ね合わせてみましょう。
以下は、衛星から取得した植生(植物が生えているか否かがわかる)データと今回のデータを重ね合わせたものになります。
たしかに出店している地域は赤い(植物がない)地域、つまり人口が多いと推測され、緑色の濃い地域には出店していない、ということが一目瞭然です。
このように、地理空間情報と各ブランド小売店の店舗情報を掛け合わせると、出店計画の背景を知ることができます。
出店計画は各地域の人口による、といえばそれまでかもしれませんが、これらのデータに天候や主な移動手段、食文化、など様々なデータを重ね合わせることで、新たな発見があるかもしれません。
以上、ホワイトデーのお返しを購入するお話から出店計画のお話に飛躍してしまいましたが、ぜひTellus上で様々な情報を組み合わせて遊んでみてください。
宙畑でも、これからどんどんTellusの活用事例を紹介していきたいと思います。
Tellusで遊びたい方はぜひこちらで利用登録を。