【古川聡さん、田端信太郎さん、DOZAN11さんらが登壇】11月5日(木)・6日(金)、東大・安田講堂で「宇宙×不動産カンファレンス2026」。「地面師たち」の著者が月の土地を語るセッションも
11月5日(木)・6日(金)の2日間、国の登録有形文化財でもある東京大学 大講堂(安田講堂)で「宇宙×不動産カンファレンス2026(SRC2026)」が開催されます。注目の登壇者とセッションをピックアップしてご紹介します。
11月5日(木)・6日(金)の2日間、国の登録有形文化財でもある東京大学 大講堂(安田講堂)で開催される「宇宙×不動産カンファレンス2026(SRC2026)」の全てのタイムテーブルが10月19日に公開されました。本記事では、イベントの概要とあわせて、注目の登壇者と注目のセッションをご紹介します。
※安田講堂はめったに入れない施設でもあり、その観点でも注目のイベントです!
(1)『宇宙×不動産カンファレンス2026』の概要
宇宙×不動産カンファレンスは、宇宙ビジネスと不動産ビジネスの融合をテーマにしたカンファレンスです。衛星データとAIを活用した不動産探索ツールを手がけるJAXA発スタートアップのWHEREが運営し、JAXAと全国賃貸不動産管理業協会が後援しています。
2025年の初開催では申込者1,350名、登壇者28名、15セッションという規模となり、参加者の94.9%が「次回も参加したい」と回答したそうです。2回目となる今年は会場を安田講堂に移し、2日間で15のセッションと大学発スタートアップのピッチ大会が行われます。会場とオンラインのハイブリッド開催で、参加費は無料です。
以下、開催概要になります。
■日時
2026年11月5日(木)開場9:00/開演10:15
2026年11月6日(金)開場9:00/開演10:00
■場所
東京大学 大講堂(安田講堂)(東京都文京区本郷7-3-1)およびオンライン
■費用
無料(事前登録制)
■主催・後援
主催:宇宙×不動産カンファレンス実行委員会(運営:株式会社WHERE)
後援:JAXA、一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会
■主なタイムスケジュール
特設サイトからご確認いただけます。
■申し込み方法
以下の公式サイトからお申し込みください。
https://srconf.com/
(2)注目の登壇者
今年のカンファレンスでは、宇宙業界の内外で活躍する方々の登壇が目立ちます。例えば、プレスリリースでも紹介されていたのは以下の豪華登壇者の面々です。
元JAXA宇宙飛行士/杏林大学医学部 特任教授の古川聡さんは、11/5(木)の10:30-10:50に、「宇宙の視点 新たな可能性」と題した基調講演で話されます。医師から宇宙飛行士に転身し、2011年と2023〜2024年の2回、ISS(国際宇宙ステーション)に長期滞在。累計の宇宙滞在は366日を超えるというご経歴の古川さんがどのような話題を1日目の冒頭に提供されるのか、非常に楽しみですね。
また、10月7日には、アクティビスト個人投資家の田端信太郎さん、株式会社369code 代表取締役/さくら事務所 ファウンダーで、不動産コンサルタントとして活躍される長嶋修さん、NGT48の1期生としてエースを務め、2024年4月の卒業後は俳優として活動の本間日陽さんの参加も発表されました。登壇するセッションは後述します。
そして、最後に特別ゲストとして登壇が発表されたのは、DOZAN11 aka 三木道三さんです。11/6(金)に実施予定の大学発スタートアップによるピッチコンテスト「U-1 STARTUP」の決勝大会にて「大学発スタートアップの登竜門『U-1 STARTUP』に込める期待と、研究成果を社会へつなぐために必要な視点を語ります」とのこと。
宇宙業界のイベントではなかなか出会えない著名人の方が、何を語るのか。非常に楽しみです。
続いて、注目のセッションについても、宙畑の目線からいくつかピックアップしてみました。
(3)注目のセッション
「地面師たち」の著者がモデレーターに!? スペシャルセッション1「月面師たち〜誰が月の土地を動かすのか〜」(DAY1 17:10〜)
モデレーターは、不動産詐欺を描いた小説『地面師たち』の著者で作家の新庄耕さん。田端信太郎さんに加え、TMI総合法律事務所の新谷美保子弁護士、JAXA宇宙探査イノベーションハブ客員の片岡史憲さん、日揮グローバルで月面プラントユニットを率いる深浦希峰さんが登壇します。
宇宙条約では、月などの天体は国家による取得の対象にならないとされる一方、日本は2021年に宇宙資源法を施行し、民間事業者が採取した資源の所有を認めています。
法律、探査、プラント建設、投資と異なる立場から、月の「土地」と「資源」がどう語られるのか、注目です。
SESSION-1「なぜ今、宇宙×不動産なのか」(DAY1 11:10〜)
慶應義塾大学大学院の白坂成功教授、森ビルの竹田真二さん、長嶋修さんが登壇し、宙畑を運営するsorano meの城戸彩乃さんがモデレーターを務めます。産学と不動産の現場から、宇宙と不動産が交わる理由を議論します。
SESSION-2「宇宙データが動かすリアルな不動産取引〜最新取引事例を読み解く〜」(DAY1 12:50〜)
衛星データとAIの活用が、実際の不動産の売買・賃貸取引にどうつながったのか。その事例の裏側を、WHERE取締役COOの西村仁さん、三井不動産リアルティの小髙正貴さん、霞ヶ関キャピタルの福島朝さん、パワーエックスの高尾渉さんが語ります。
モデレーターは増田総合研究所代表でWHERE顧問の増田文彦さんです。宇宙から見た情報が、不動産の現場で「お金が動く判断」にどう使われているのかを知ることができます。
SESSION-3「衛星データと防災テクノロジーが変える、これからのリスク評価のリアル」(DAY1 13:40〜)
地球観測衛星や測位衛星の進化が、災害リスクの可視化や被害把握、そして不動産評価にどのような影響を与えるのかを議論します。登壇者は、衛星データサービスの粂野和孝さん、サグリの坪井俊輔さん、JAXA宇宙科学研究所教授でWHERE取締役の田中智さん。モデレーターはOppofieldsの向井田明さんが務めます。
【関連記事】
桝太一さんも驚きの衛星データ利活用の最前線~防災・自然災害編~
SESSION-6「宇宙空間が次世代の都市インフラになる日」(DAY2 10:25〜)
軌道上データセンターが不動産開発や都市にもたらす影響がテーマです。DigitalBlast/SpaceBlastの堀口真吾さん、Caelum Consiliumの森裕和さん、AWSの永野嗣人さんが登壇し、Space Port Japanの青木英剛さんがモデレーターを務めます。
【関連記事】
イーロン・マスク氏の大きな構想がさらに明らかに。SpaceX、100万機の衛星で「宇宙データセンター」、AI企業買収で宇宙×AI統合へ【宇宙ビジネスニュース】
大学発スタートアップのピッチ大会「U-1 STARTUP」決勝(DAY2 12:45〜)
上述のDOZAN11 aka 三木道三さんが登壇するのが本イベントです。予選を通過した8大学の8社が、安田講堂の壇上でピッチを行います。宇宙関連では、北海道大学発のMJOLNIR SPACEWORKS(ハイブリッドロケット開発)や東京科学大学発のSkySense(飛行船型HAPSによる地球観測)も名を連ねます。審査員はJAXA新事業促進部長の岩本裕之さん、慶應義塾大学大学院の神武直彦教授ら5名です。
このほか、鹿島建設などが登壇する「極限環境が拓く、宇宙居住の未来」、内閣府や日本航空などが宇宙港とまちづくりを考えるセッション、日本テレビの協力による「テラキャスター」をテーマにしたスペシャルセッションなど、様々な興味深いコンテンツが予定されています。
(4)宇宙業界内外の熱量が高い人と出会える2日間。ぜひ安田講堂へ!
投資家、不動産コンサルタント、作家、ミュージシャン、俳優と、今年の注目登壇者には宇宙業界の外で活躍する方々が並びます。宇宙ビジネスに関わる方にとっては、衛星データの「顧客」となる産業の声を直接聞ける場になるはずです。
不動産・建設・金融など、宇宙とは縁遠いと思っていた方にもぜひ足を運んでいただきたいイベントです。参加は無料、オンラインでの視聴もできます。
特設サイトはこちらからご覧いただけます。

