宙畑 Sorabatake

ニュース

【2020年5月の宇宙ビジネスニュースまとめ】SpaceXが有人宇宙飛行に成功。宇宙開発の歴史に新たな1ページ

本記事では、2020年5月に起きた宇宙ビジネスニュースをまとめてお届けします。

本記事では、2020年5月に起きた宇宙ビジネスニュースをまとめてお届けします。

5月は、SpaceXの有人宇宙飛行成功に湧きました。コロナ・ショックで暗いニュースが続く中、世界に大きな希望を与えました。

それでは、2020年5月に取り上げたニュースとその要約を9本ご紹介します。興味のある記事や読み忘れていた記事などございましたらぜひご覧ください。

SpaecXが有人打ち上げに挑戦・ドッキングまで成功!

5月30日午後3時23分(日本時間5月31日午前4時23分 )、有人宇宙飛行の歴史に新たな1ページが刻まれました。

SpaceXは、NASAの宇宙飛行士2名を国際宇宙ステーション(ISS)へ運搬するため、Falcon9の打ち上げに見事成功。アメリカの有人宇宙飛行はスペースシャトル退役以来、およそ9年ぶりのことです。

世界の宇宙開発は、新たなフェーズに突入します。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12696/)

問われる“事業”の意義。アリアンが打ち上げ再開を発表するも、ISTは町の要請で延期

打ち上げ輸送サービスを提供するArianeSpace(アリアンスペース)は、新型コロナウイルス(COVIT-19)の感染拡大の影響で運用を停止していたギアナ宇宙センターの運用を再開すると発表しました。

6月末に50基の衛星を搭載したヴェガロケット、7月末にIntelsatとB-SAT向けのアリアン5の打ち上げを進める予定です。

一方、日本では、インターステラテクノロジズ(以下、IST)が5月2〜6日に予定していた観測ロケット「MOMO5号機」の打ち上げの延期が発表されました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、拠点である大樹町から打ち上げ自粛の延期要請があり、あらためてロケット事業の意義を考え直すきっかけとなりました。
インターステラテクノロジズも6月13日(土)に打ち上げを行うようです

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12264/)

アルテミス計画における着陸船開発を担う3社が発表

5月1日、NASAはアルテミス計画において月面に人類を着陸させるシステム(HLS)を開発する企業3社を発表。

Amazon CEOのジェフ・ベゾスが創業したBlue Origin, LLC、Dynetics、SpaceXが選出されました。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12270/)

米国が月の資源開発に関する国際協定を構想。日本とも協議開始の予定か

アメリカが月資源開発をリードすべく、新たな取り組みを開始しました。

アメリカ政府は、月の資源開発に関する国際協定「アルテミス協定(Artemis Accords)」の締結を目指し、草案作成に着手。ヨーロッパ、カナダ、日本などと正式な交渉を開始する見込みです。

果たして、日本はどのようなスタンスを取るのか。注目が集まります。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12350/)

中国が軌道上で3Dプリンターの実験に成功。深宇宙探査にまた一歩前進

5月6日、中国の宇宙産業の一翼を担う国営企業・中国航天科技集団(CASC)が、長征5Bの打ち上げに成功。宇宙空間での3Dプリントの実証実験にも成功しました。

今回の取り組みは、炭素繊維強化ポリマーの3Dプリントであり、これは世界初の事例です。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12346/)

 

低空飛行が続いていたIntelsatがチャプター11を申請

衛星通信サービス会社のIntelsat(インテルサット)は5月13日、米国連邦破産法11条(チャプター11)に基づく会社更生手続きの適用を申請しました。

150億ドルある債務の半分を解消し、他事業に資金投入して再起を図ります。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12438/)

IT立国を目指すルワンダが宇宙庁設立のための法案を承認

5月18日、アフリカのルワンダでは宇宙庁設立のための法案が閣議決定されました。

ルワンダ宇宙庁の主な活動には、農業の効率化や環境のモニタリング、災害対策、衛星データを活用した都市計画のサポートが挙げられています。急速な発展を遂げるIT立国の宇宙政策にも注目です。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12568/)

いよいよ迫る米国からの有人飛行・丸紅が米国宇宙ベンチャーと資本提携

小型衛星に搭載する電気推進小型スラスタ開発・製造を手がける宇宙ベンチャーのPhase Fourが、丸紅との資本提携を発表。

小型衛星の打ち上げ・運用にかかわるあらゆるソリューションの提供を目指す丸紅にとって、新たな一歩になりそうです。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12574/)

 

Virgin Orbit 初のデモフライトは打ち切り

衛星の打ち上げサービス提供を目指すVirgin Orbit(ヴァージン・オービット)の初のデモフライトは失敗に終わりました。

しかしながら、Virgin Orbitはプレスリリースで「移動可能な地上操作システムを実証した」と述べています。今後の開発計画に期待が集まります。

>>詳しくはこちらへ!(https://sorabatake.jp/12688/)

 

以上、2020年5月に宙畑が取り上げた宇宙ビジネスニュースでした。

次回2020年6月の宇宙ビジネスニュースまとめは、7月中旬ごろの公開を予定しています。

これまでの宇宙ビジネスニュースはこちら