イタリアのロケットメーカーAvioが大型契約を獲得しメタンを燃料とする小型ロケットの開発に着手

イタリアのロケットメーカーAvioが、「Next Gen EU」と呼ばれる契約をイタリア政府から受注し、3億4000万ユーロ（約480億円）を獲得しました。

Avioは、Arianespaceの小型ロケットVegaシリーズのプライムメーカーとして、Vega・改良型のVegaC・VegaEといった固体燃料ロケットの開発を行ってきました。今回の契約により、Avioがメタンというグリーンエネルギーを使用するエンジン開発技術を獲得するほか、開発サイクルを加速させるための優秀な人材確保に取り組む予定です。

AvioのCEOであるGiulio Ranzo氏は、以下のコメントを発表しています。

With these very important contracts Avio will be able to expand its capabilities in next-generation liquid propulsion launchers well beyond Vega E, preparing the ground for increased competitiveness for the next decade.
（訳：今回の非常に重要な契約により、AvioはVega Eを超える次世代の液体推進ロケットの機能を獲得し、次の10年の市場における高い競争力を持つ基盤を整えることが可能になります。）

欧州の小型ロケット開発も、プレイヤーが増加し熾烈な競争が繰り広げられています。

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参考記事

"NEXT GEN EU" CONTRACTS FUNDED WITH 340M EURO AT COMPLETION SIGNED BY AVIO FOR THE DEVELOPMENT OF NEW GREEN LIQUID PROPULSION LAUNCHERS