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アクセルスペースが撮影サブスクリプションを開始!メディア・報道への利用拡大に期待

【2024年5月6日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

4月26日、アクセルスペースは、衛星による地球観測を手軽に実施できる、撮影サブスクリプションサービスを開始したと発表しました。すでに読売新聞東京支社が本サービスを採用しているそうです。

同サービスでの衛星画像のイメージ Credit : Axelspace

撮影サブスクリプションの商品概要(撮影内容や料金など)と今後への期待

このサブスクリプションサービスでは、地理的制約を受けにくく、地表を広範囲に観測できる地球観測衛星の特徴を活かして、地球規模の変化を視覚的にとらえたり、報道のための調査・ファクトチェックをしたりと、メディア・報道分野のニーズに応えることを期待しているそうです。

本サービスの特徴として、ユーザーには一定期間内で画像の撮影権(1ヶ月あたり10枚60万円)が付与され、画像購入を前提とせず、任意の場所とタイミングを指定して衛星による撮影を行うことができます。

また、撮影した画像は同社のウェブサイトから閲覧でき、必要なものを選択して購入(ダウンロード)が可能とのことです。購入代金は1ダウンロードあたり25万円(枚数に応じてディスカウントあり)となっています。
※サービスの詳細はこちら

当サービスは、5機のGRUS衛星による衛星コンステレーションによって実現されます。GRUS衛星は、重量約100kgで2.5mの空間分解能を持つ、小型の光学衛星です。2018年に初号機、2021年に続けて4機追加され、現在の体制となっています。

同社はGRUS衛星をはじめとする、小型衛星コンステレーション体制を構築し、より低コストで高頻度に地球観測できるサービス実現を目指しています。

上述の通り、読売新聞では本サービスが早速活用されており、画像データを分析することで、ウクライナ情勢などの調査・報道に役立てているとのことでした。例えば、災害・紛争地域では、人が立ち入りにくい一方で、現地の状況を迅速に伝えたいというニーズはきっとありますので、もっと多くのユーザーに利用されることが期待されます。

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参考

アクセルスペース「撮影サブスクリプションサービス」を提供開始 読売新聞が採用